正直に言います
「フリースクール」という言葉は知っていても、実際にどんな場所なのか、他にどんな選択肢があるのかを知っている保護者は、まだ少ないと感じます。
正直に言うと、不登校の「受け皿」はフリースクールだけではありません。今回は、フリースクール・居場所事業所・通信制という3つの選択肢を整理してお伝えします。
なぜ選択肢を知っておく必要があるのか
学校の先生は、立場上、「うちの学校以外の場所」を積極的に提案しづらい構造があります。学校としては、まず学校に戻ってきてほしいという前提があるため、フリースクールや他の選択肢を案内することが、学校側からは難しい場合があるのです。
だからこそ、保護者自身が前もって選択肢を調べ、子どもの特性に合った場所を知っておくことが大切になります。いざ必要になったときに、ゼロから探すのではなく、「知っている」状態でいることが、子どもにとっても安心材料になります。
3つの選択肢とその違い
①フリースクール
学校に行きづらい子どもが過ごせる、民間運営の場所です。学習サポートだけでなく、同じ立場の子ども同士が関わる「居場所」としての機能も大きな役割です。学校教育法上の「学校」ではありませんが、一定の条件を満たせば、在籍校の校長判断で出席扱いになることもあります。
②居場所事業所
学習よりも「安心して過ごせる場所」に重点を置いた施設です。フリースクールと似ていますが、学習サポートよりも、生活リズムを整えることや、安心できる人間関係を築くことを目的にしている場合が多いです。学習に対するハードルが高い時期の子どもにとって、ワンクッション置く場所として選ばれることがあります。
③通信制(中学・高校)
自分のペースで学習を進められる教育の形です。中学生の場合は在籍校はそのままに、補助的に使うケースもありますが、高校生になると通信制高校という形で、本格的な進路選択の一つになります。学校という「場」に行くこと自体がハードルになっている子どもにとって、合った形を見つけやすい選択肢です。
選ぶときのポイント5つ
①見学・体験を必ずする
パンフレットや口コミだけでは分からない雰囲気があります。可能であれば、子ども本人と一緒に見学・体験することをおすすめします。
②本人の意思を確認する
親が「ここがいい」と決めても、本人が乗り気でなければ続きません。本人の気持ちを確認しながら、一緒に選んでいく姿勢が大切です。
③出席扱いになるか学校に確認する
フリースクールなどを利用する場合、在籍校の校長判断で出席扱いになることがあります。事前に学校側に確認しておくと安心です。
④費用面を確認する
フリースクールは民間運営のため、施設によって費用が大きく異なります。月謝制のところもあれば、自治体の補助がある場合もあるので、事前に確認しておくことをおすすめします。
⑤無理に「学校の代わり」にしない
フリースクールや居場所事業所を、学校の代替として完璧に機能させようとすると、本人にも親にも負担がかかります。「今の本人に合った居場所」として捉えるくらいの気持ちでいる方が、無理なく続けやすいです。
我が家の場合
PTA活動を通じて、不登校に関する相談を受ける機会が何度かありましたが、フリースクールの存在は知っていても、居場所事業所や通信制という選択肢まで把握している保護者は少ない印象でした。学校側からも、積極的に他の選択肢が案内されることは少ないのが実情です。だからこそ、保護者自身が前もって情報を持っておくことの大切さを、強く感じています。
家庭学習サポート
どの選択肢を選ぶ場合でも、家庭での学習習慣があると、本人の安心材料になります。
無理のない範囲で、毎日少しずつ取り組める教材を併用することもひとつの方法です。
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まとめ
不登校の「受け皿」は、フリースクールだけではありません。居場所事業所、通信制など、子どもの特性に合った選択肢は複数あります。
学校側から案内されにくい構造があるからこそ、保護者が前もって知っておくことが、いざという時の安心につながります。アセラズ、クサラズ、アキラメズ。選択肢は希望の数だけあります。


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