正直に言います。子どもより先に、親が限界になることがあります。
「また今日も行けなかった」「私の育て方が悪かったのか」「もうどうすればいいかわからない」
不登校の子どもを持つ親御さんから、そんな言葉を何度も聞いてきました。PTA会長として7年間、多くの家庭と関わってきた私も、その重さをそばで感じてきた一人です。
子どもを支えようとするほど、親自身が追い詰められていく。その苦しさは、経験した人にしかわからないものがあります。
この記事は、そんな親御さんに向けて書きました。一人で抱え込まなくていい。頼れる場所は、必ずあります。
「相談する」ことへの罪悪感を手放してください
「こんなことで相談していいのか」「もっとひどい家庭が優先されるべきでは」と思う方がいます。
そんな必要はありません。
相談窓口は、限界になってから使うものではありません。「なんとなく不安」「誰かに話を聞いてほしい」という段階から使っていい場所です。むしろ早めに繋がることで、子どもへの対応も変わっていきます。
まず使える相談窓口【全国対応】
①子どもの人権110番(法務省)
電話:0120-007-110(無料)
受付:月〜金曜 8:30〜17:15
いじめ・不登校など子どもに関わる問題全般の相談を受け付けています。親からの相談も可能です。
②よりそいホットライン
電話:0120-279-338(無料・24時間)
子育ての悩みや精神的なつらさを抱えた親御さんにも対応しています。深夜でも繋がれる数少ない窓口の一つです。
③文部科学省「子どもの学び応援サイト」
不登校に関する相談窓口を都道府県別に検索できます。お住まいの地域の窓口をまとめて確認できるので、まず最初に見ておくと安心です。
大阪市在住の方が使える相談窓口
④大阪市教育相談(大阪市中央こども相談センター)
電話:06-4301-3141
受付:月〜金曜 9:00〜19:00(祝日・年末年始を除く)
不登校・いじめなど教育に関する問題について、相談員が対応します。保護者からの相談も受け付けています。
⑤「なやみ言おう」いじめ相談ダイヤル
電話:0120-0-78310(無料)
受付:24時間365日
深夜に「もう限界」と感じたとき、電話できる場所があるというだけで、少し楽になれることがあります。
⑥大阪市教育支援センター
連絡先:06-6208-9174(大阪市教育委員会事務局指導部)
大阪市内3か所に設置されており、心理カウンセラーによる保護者面談も行っています。学校を通じて申し込む形になります。
同じ立場の親と繋がる「親の会」という選択肢
専門家への相談とは別に、「同じ経験をした親と話したい」という方には、親の会が力になります。
大阪府内には多くの親の会があり、月1回程度の集まりで、経験談を共有したり、情報交換をしたりできます。「自分だけじゃなかった」という気づきが、大きな支えになることがあります。
文部省が運営する「みらいずマップ」などのサイトで、地域の親の会を検索することができます。
我が家の場合
私自身、子どもが学校に行けない時期、「自分が何か間違えたのではないか」と何度も自分を責めました。
そのとき救われたのは、同じ経験をした親御さんの話を聞いたことでした。「うちもそうだった」という言葉が、どれだけ軽くしてくれたか。
子どもを助けたいなら、まず親が助けを求めていい。それがPTA活動を通じて学んだ、一番大切なことの一つです。
家での学習環境を整えることも「支援」のひとつ
学校に行けない時期でも、家での学びを続けることは子どもの自信につながります。無理のない範囲で、家庭学習の環境を整えておくことも大切な選択肢です。
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まとめ
親が限界を感じることは、弱さではありません。それだけ子どものことを真剣に考えてきた証拠です。
そして、誰かに相談することは「助けを求める」だけではありません。相談を通じて自分の子育てを見つめ直すきっかけになることがあります。第三者の視点が入ることで、気づかなかった子どもの気持ちや、新しい関わり方が見えてくることがある。
相談は、親と子が共に成長するチャンスでもあるのです。
一人で抱え込まず、まず誰かに話してみてください。電話一本でいい。それが、子どもを支える力を取り戻す第一歩になります。
アセラズ、クサラズ、アキラメズ。
あなたが助けを求めることが、子どもへの一番の支援になります。


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