「子どもが不登校になった。でも何をしてあげればいいのかわからない…」
そう途方に暮れている親御さんに向けて、この記事を書きます。
正直に言います。
不登校になった子どもに、親が「してあげられること」は思っているより多いです。
でも「してはいけないこと」も同じくらいあります。
7年間PTA会長を務める中で、何百人もの不登校の子どもと家族を見てきました。そして私自身も、息子が不登校傾向になった経験があります。
この記事では、不登校の子どもに親ができること10選をお伝えします。
まず知っておいてほしいこと
不登校は「甘え」でも「怠け」でもありません。
子どもが学校に行けなくなるのには、必ず理由があります。そしてその理由は、子ども自身も言葉にできないことがほとんどです。
親がすべき最初のことは、解決策を探すより先に「この子は今、限界まで頑張った結果ここにいる」と認めることです。
不登校の子どもに親ができること10選
① 「休んでいい」と伝える
まず子どもに「休んでいい」という許可を与えてください。学校を休むことへの罪悪感を取り除くことが、回復への第一歩です。「休んでいい。あなたのことが大切だから」という言葉が、子どもの緊張をほぐします。
② そばにいる
特別なことをする必要はありません。ただそばにいるだけでいいです。私が息子の不登校傾向のとき、一緒に街を歩いただけで、息子は少しずつ表情が戻ってきました。解決策より、隣にいることが一番の薬になることがあります。
③ 理由を問い詰めない
「なんで行けないの?」という質問は、子どもを追い詰めます。子ども自身も理由がわからないことがほとんどです。理由を聞くより「何か話したいことがあれば聞くよ」という姿勢を見せることが大切です。
④ 学校以外の選択肢を調べておく
フリースクール、通信制高校、不登校専門の学校——選択肢を知っておくだけで、親の焦りは大きく減ります。「ここしかない」という閉塞感がなくなると、子どもも少し息ができるようになります。
⑤ 担任以外の相談窓口を活用する
スクールカウンセラー、教育委員会の相談窓口、子ども家庭支援センター——担任の先生だけに相談するのではなく、複数の窓口を活用しましょう。一人で抱え込まないことが大切です。
⑥ 子どもの好きなことを否定しない
休んでいる間にゲームをしていても、マンガを読んでいても、最初は何も言わないでください。好きなことをしている時間が、子どものエネルギーを回復させます。罪悪感を持たせないことが大切です。
⑦ 生活リズムを完全に崩さない工夫をする
学校には行かなくても、起きる時間・食事の時間は可能な範囲で維持しましょう。生活リズムが崩れると回復が遅くなります。ただし無理に強制するのは逆効果です。「一緒に朝ごはんを食べよう」という声かけから始めてみてください。
⑧ 親自身も誰かに相談する
不登校の子どもを抱える親は、孤立しがちです。配偶者、友人、支援機関——誰かに話すだけで気持ちが楽になります。親が精神的に安定していることが、子どもの回復に直結します。
⑨ 焦らない・比べない
「同級生はもう学校に戻っているのに」という比較は、親にも子どもにも毒です。回復のペースは子どもによって全然違います。焦れば焦るほど、子どもは親の不安を感じ取って回復が遅くなります。
⑩ 「学校に戻ること」だけをゴールにしない
学校に戻ることがゴールではありません。子どもが自分らしく生きられるようになることがゴールです。学校以外の道もあります。選択肢を広げる視点を持つことが、長期的な回復につながります。
してはいけないこと
① 無理に登校させる
強制的に連れて行くことで、学校への恐怖心がさらに強くなる場合があります。
② 「甘えるな」と言う
子どもは甘えているのではありません。限界まで頑張った結果です。
③ 原因探しに執着する
原因がわかっても、それだけで解決するわけではありません。今の子どもの状態に寄り添うことが先決です。
学校以外の選択肢を知っておく
不登校の子どもには、学校以外にも学び・成長できる場所があります。今後の記事で詳しくご紹介します。
家庭での学習サポート
学校に行けない間も、学びを止めない方法があります。自宅で無理なく学べる通信教育は、不登校の子どもにも取り組みやすい選択肢です。
スマイルゼミ
自分のペースでタブレット1台で学べます。学校の授業に遅れが出てきたとき、自宅で取り組みやすい設計です。
Z会
自分のペースで考えながら学べます。学校復帰に向けて学習習慣を維持したい家庭に向いています。
あわせて読みたい
「子どもが学校に行きたくないと言ったときの対応はこちら。」
子どもが学校に行きたくないと言ったら【元PTA会長が我が子の経験から伝えること】
「学校以外の選択肢を知りたい方はこちら。」
(6月20日以降追加予定)
まとめ
不登校の子どもに親ができることは、特別なことではありません。
「休んでいい」と伝えて、そばにいて、焦らずに待つ。
それだけで十分なことが多いです。
私自身が息子の不登校傾向を経験して、一番後悔しているのは「もっと早く休ませてあげればよかった」ということです。
子どもが限界を超える前に、親が気づいてあげてください。
そして一人で抱え込まないでください。
相談できる人がいない世帯が4人に1世帯あると言われています。このブログが、その4人に1人の親御さんに届けばと思っています。
アセラズ、クサラズ、アキラメズ。
子どもの回復も、親自身も、焦らず腐らず諦めずです。


コメント