「つながるin2026【不登校の子どもを持つ保護者に知ってほしい合同説明会】」

不登校・通信制

正直に言います。56団体の中から自分に合う場所を見つけるのは、準備なしでは難しいです。

「どこに相談すればいいかわからない」「たくさんありすぎて選べない」

不登校の子どもを持つ保護者が一番困るのは、選択肢が多すぎて何から手をつければいいかわからないことです。

2026年8月9日(日)、阿倍野区役所で開催される「つながるinあべの2026」には、全日制高校・通信制高校・フリースクール・支援団体など計56団体が出展します。

主催者として関わってきた経験から、この記事では当日を最大限に活用するための選び方とポイントをお伝えします。

「つながるin2026」とはどんなイベントか

不登校の子どもや保護者が「自分に合った進学先・居場所」と出会える合同説明会です。

  • 日時:2026年8月9日(日)10:00〜16:00
  • 場所:阿倍野区役所 大会議室
  • 参加費:無料・申込不要
  • 対象:小学生・中学生・高校生、不登校の子を持つ保護者、教育関係者

講演会も2本開催されます。

  • 11:00(1部)「子どもが不登校になったらどうすればいいの?」奥村弘道さん(ようこそおかえり食堂代表)
  • 13:00(2部)「思春期のお子様との関わり方」小早川千恵さん(LITALICOパートナーズ)

7つのカテゴリーの違いを知っておく

A. 全日制高等学校

毎日登校する通常の高校です。このイベントに出展している全日制は、不登校経験者や学び直しを必要とする生徒への対応に積極的な学校が中心です。「毎日通える」ことが前提条件になります。

B. 定時制高等学校

夜間や昼間の一部の時間帯に通う高校です。卒業に4年かかることが多いですが、費用が安く、年齢層が幅広いのが特徴です。外国籍の生徒も多く、多様な環境で学べます。

C. 専修学校高等課程

調理・IT・美容・福祉などの職業スキルを学びながら高校卒業資格に準じた資格が取れる学校です。「好きなことを学びながら卒業を目指したい」子どもに向いています。

D. 通信制高等学校

登校日数が少なく、自宅学習とレポート提出で卒業を目指す高校です。週1〜5日など登校頻度を自分で選べます。不登校経験者が最も多く選ぶ進路の一つですが、学校によってサポート体制が大きく異なります。

E. サポート校

通信制高校に在籍しながら、対面でサポートを受ける施設です。少人数で手厚い指導が受けられますが、通信制高校の学費に加えて費用がかかります。通信制だけでは続けられない子どもに向いています。

F. フリースクール

学校でも塾でもない「第三の居場所」です。卒業資格は基本的に取れませんが、出席扱い制度を活用すれば学校の出席として認められる場合があります。まず安心できる場所が必要な子どもに向いています。

G. その他(親の会・支援団体など)

子どもへの直接支援だけでなく、保護者へのサポートも充実しています。同じ経験を持つ保護者同士が繋がれる親の会や、就労・自立支援の団体なども含まれます。

子どもの状態別・最初に行くべきブース

①「まだ外に出るのが難しい」状態の子ども

焦らなくて大丈夫です。まずGカテゴリーの親の会・支援団体のブースへ。子どもを連れてこなくても、保護者だけで相談できます。「今どんな状態か」を話すだけで、次のステップが見えてきます。

②「少しずつ外に出られるようになってきた」状態の子ども

Fカテゴリーのフリースクールのブースへ。「週に何日来てもいい」「来たくない日は休んでいい」という場所が多いので、プレッシャーなく話を聞けます。

③「そろそろ進路を考えたい」状態の子ども

DカテゴリーとEカテゴリーを中心に回りましょう。通信制高校とサポート校はセットで考えることが多いので、両方の話を聞いてから比較するのがベストです。

④「学校に近い環境で学びたい」状態の子ども

AカテゴリーとBカテゴリーへ。全日制・定時制の中でも、不登校経験者への対応が手厚い学校が出展しています。入学後のサポート体制を必ず確認してください。

⑤「将来の仕事を決めたい」子ども

CカテゴリーとDカテゴリーを組み合わせて考えましょう。専修学校で好きなスキルを学びながら卒業資格を目指す方法もあります。

当日ブースで必ず確認すべき5つの質問

①費用の総額はいくらか

特に通信制高校+サポート校の組み合わせは、学費の合計が高くなりがちです。「年間の総費用はいくらですか」と明確に聞いてください。

②卒業率・中退率はどのくらいか

入学しやすい学校ほど、卒業まで続けられるかどうかが重要です。「卒業率を教えてください」と聞いて、正直に答えてくれる学校かどうかも見てください。

③不登校経験者の割合はどのくらいか

不登校経験者が多い学校ほど、サポート体制が整っている傾向があります。「在校生のうち不登校経験者はどのくらいいますか」と聞いてみましょう。

④合わなかった場合どうなるか

入学後に「思っていたのと違った」場合の対応を確認しておきましょう。転校・退学した場合の手続きや費用についても確認しておくと安心です。

⑤保護者へのサポートはあるか

子どもだけでなく、保護者が相談できる窓口があるかどうかも大切なポイントです。「保護者向けの相談窓口はありますか」と確認してください。

当日のスマートな回り方

①まず講演会を聞く(11:00〜)

ブース巡りは10:20から始まりますが、11:00からの講演会を先に聞くことで「今の子どもの状態をどう理解すればいいか」という視点が整理されます。講演後にブースを回ると、質問の質が上がります。

②メモと筆記用具を持参する

各ブースで聞いた情報をその場でメモしておきましょう。後で比較するときに必ず役立ちます。スマホで写真を撮るのも効果的です。

③子どもの状態に合ったカテゴリーを2〜3つに絞って回る

56団体全部を回ろうとすると疲れてしまいます。事前に「今の子どもの状態にはどのカテゴリーが合いそうか」を考えてから参加してください。

④気になったブースには2回行く

混雑していて話せなかったブースには、午後に再度訪問してみましょう。午後になると比較的空いてくる場合があります。

保護者だけで参加しても大丈夫です

「子どもを連れていけるか不安」「子どもはまだ外に出られない」という場合でも、保護者だけで参加できます。むしろ保護者が先に情報を集めておくことで、後から子どもに「こんな場所があったよ」と伝えることができます。

キッズスペースも開設されますので、小さいお子さんを連れての参加も可能です。

我が家の場合

PTA活動を通じて、不登校の子どもを持つ多くの保護者と関わってきました。その中で感じるのは「選択肢を知っているだけで、親の心の余裕が全く変わる」ということです。

「学校に行けないなら終わり」ではありません。全日制・定時制・通信制・フリースクール・サポート校。選択肢は希望の数だけあります。

まず知ることから始めてください。知ることが、次の一歩を踏み出す力になります。

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まとめ

「つながるinあべの2026」を最大限に活用するために、事前に知っておくべきことをまとめます。

  • 7つのカテゴリーの違いを理解してから参加する
  • 今の子どもの状態に合ったカテゴリーを2〜3つに絞る
  • 費用・卒業率・不登校経験者の割合を必ず確認する
  • 保護者だけの参加でも十分に価値がある
  • 講演会を聞いてからブースを回るのがおすすめ

選択肢は、希望の数だけあります。

アセラズ、クサラズ、アキラメズ。

この説明会が、あなたと子どもにとっての「つながる」第一歩になりますように。

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