正直に言います
「読解力を伸ばすには、たくさん本を読むこと」というイメージを持っている方は多いと思います。もちろん読書は大切ですが、それだけでは読解力は育ちません。
正直に言うと、読解力の土台は「相手に伝わる話し方のルール」を知ることから始まると感じています。今回は、家庭でできる会話のトレーニングについてお伝えします。
読解力が育つ家庭環境とは
①日常の会話量が多いこと
会話の量そのものが、言葉を使う経験値になります。特別なことをする必要はなく、毎日の何気ない会話の積み重ねが土台になります。
②「なぜ?」を聞かれる経験
「どうしてそう思ったの?」と聞かれることで、子どもは自分の考えを言葉にする練習をします。この経験の積み重ねが、相手の言葉の背景を読み取る力にもつながっていきます。
③大人が結論を急がない
子どもが話している途中で、大人が先に結論を言ってしまうと、子ども自身が言葉を組み立てる機会が減ってしまいます。多少時間がかかっても、子どもが自分で言葉を選ぶのを待つことが大切です。
読解力の土台は「伝え方のルール」を知ること
読解力というと「読む力」のイメージが強いですが、実は「相手に伝える型」を知ることが先に必要だと考えています。具体的には、「結論→理由→自分はどう思うか」という順番で話す練習です。
この型を知っていると、自分が話すときだけでなく、人の話を聞くときにも「これは結論かな、理由かな」と整理しながら聞けるようになります。話す力と読み取る力は、実は同じ土台の上にあるのです。
家庭でできる会話のコツ5つ
①子どもの話を最後まで聞く
途中で口を挟まず、まずは最後まで聞く姿勢を見せることが、子どもが自分の言葉で話す練習の機会を守ることになります。
②「結論→理由→どう思うか」の順番で話してもらう
「今日学校でどうだった?」と聞くだけでなく、「一番伝えたいことは何?」「それはなぜ?」「あなたはどう思った?」と順番に聞いてみると、自然とこの型が身についていきます。
③出来事だけでなく「気持ち」も聞く
「何があったか」だけでなく、「そのときどう感じたか」を聞くことで、感情を言葉にする練習にもなります。
④親が自分の考えを話してみせる
親自身が「結論→理由→どう思うか」の順番で話す姿を見せることも、子どもにとって良いモデルになります。
⑤ニュースや本の話題を一緒に話す
身近な話題について、「これについてどう思う?」と聞いてみるのも良い練習になります。正解を求めるのではなく、考えを言葉にする経験を増やすことが目的です。
学年別のコミュニケーションの工夫
低学年のうちは、「結論→理由」の2段階だけでも十分です。学年が上がるにつれて、「自分はどう思うか」まで含めた3段階に挑戦していくと、無理なくステップアップできます。
我が家の場合
子どもたちと話すとき、できるだけ「それで、結局どう思ったの?」と聞くようにしています。最初はうまく言葉にできなくても、繰り返すうちに、自分の考えを整理して話せるようになっていく様子が見られます。読解力というのは、本をたくさん読むことだけでなく、日々の会話の中でも育てていけるものだと感じています。
家庭学習サポート
言葉にする練習という意味では、文章を書く・読む機会を増やす教材も役立ちます。
家庭での会話と合わせて、毎日少しずつ取り組める教材を活用するのもひとつの方法です。
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まとめ
読解力は、本を読む量だけで決まるものではありません。「結論→理由→自分はどう思うか」という伝え方のルールを、日々の会話の中で練習することが土台になります。
特別なことをする必要はありません。今日の会話から、少しずつ意識してみてください。アセラズ、クサラズ、アキラメズ。


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