正直に書きます。うちの長男は、小学5年生の時に進研ゼミをやめました。
「合わなかったから」ではありません。学校の宿題が増えて、両立できなくなったというのが本当の理由です。今、通信教育を検討している保護者の方には、この「タイミングの見極め」が地味に大事だと感じているので、実体験としてお伝えします。
始めたきっかけ
長男が進研ゼミを始めたのは、小学校低学年の頃でした。学校の授業だけでは物足りなさそうだったこと、そして紙のテキストで「書く」習慣をつけたかったことが理由です。低学年のうちは、量も無理のない範囲で、親子ともにストレスなく続けられていました。
小5で崩れ始めた理由
転機は小学5年生でした。学校の授業内容が本格化し、宿題の量が明らかに増えました。単元テストの復習、自主学習ノート、家庭学習の課題……。それに加えて進研ゼミの教材まで手を付けようとすると、明らかに時間が足りませんでした。
「学校の宿題」と「通信教育の教材」、どちらも中途半端になっていくのが、見ていて分かりました。本人も「今日はどっちもやらなきゃ」というプレッシャーだけが先に立ち、机には向かうものの、集中できていない時間が増えていきました。
正直、この状態を続けても得るものは少ないと感じ、進研ゼミを一旦やめる決断をしました。
低学年と高学年、体感の違い
| 低学年の頃 | 小5(やめる直前) | |
|---|---|---|
| 学校の宿題にかかる時間 | 15〜20分程度 | 40〜50分程度 |
| 進研ゼミにかかる時間 | 15分程度 | 20〜30分程度 |
| 1日の合計学習時間 | 30分程度で無理なく完了 | 1時間以上、集中力が続かない |
| 本人の様子 | ゲーム感覚で楽しんでいた | 「早く終わらせたい」が先に立つ |
こうして数字で振り返ると、量そのものが2倍近く増えていたことが分かります。低学年の頃に「ちょうど良い」と感じていたペースが、高学年になっても同じ感覚のまま続けられるとは限らない、ということを痛感しました。
進研ゼミが悪かったわけではない
ここは誤解してほしくないのですが、教材の質や内容に不満があったわけではありません。低学年のうちは本当に役立ちましたし、書く習慣が身についたのも進研ゼミのおかげだと思っています。
問題は、我が家の場合「学校の宿題量が増えるタイミングと、通信教育の教材量が、うまく噛み合わなくなった」ということでした。これはどの通信教育サービスでも起こりうることだと思います。進研ゼミそのものの評判については、「進研ゼミの口コミ評価は本当?家庭学習が続く子・続かない子の違い」の記事でも詳しく触れています。
やめた後、どうしたか
進研ゼミをやめた後は、通信教育そのものから一旦離れ、学校の宿題と市販のドリルを中心に切り替えました。教材を追加するのではなく、むしろ「やることを減らす」方向に振った形です。
結果として、本人の負担感はかなり軽くなりました。学校の宿題にしっかり向き合えるようになり、余裕が出てきたタイミングで、必要に応じて苦手分野だけをドリルで補う、というスタイルに落ち着きました。
通信教育を続けることだけが正解ではなく、「今のうちの子には、まず宿題に集中させる方が合っている」という判断も、一つの選択肢としてありだと思います。
見直しのサインになったこと
振り返ってみると、次のような様子が見られたら、量やペースを見直すタイミングかもしれません。
| サイン | 我が家での様子 |
|---|---|
| 「早く終わらせたい」が口癖になる | 内容を理解せず、こなすだけになっていた |
| 学校の宿題を後回しにする | 提出物の遅れが増えてきた |
| 机に向かう時間が長いのに進まない | 集中力が切れている時間が増えた |
| 親が声をかける回数が増える | 「まだやってないの?」の頻度が上がった |
このサインに気づいた時が、量を減らす・ペースを変える・一旦やめる、といった判断をする良いタイミングだと思います。
今、選ぶならここを見る
この経験から、通信教育を選ぶ・続ける判断で見るべきポイントは次の点だと思っています。
- 学年が上がるタイミングで、学校の宿題量がどう変わりそうか
- 1日あたりの教材の目安時間が、その子の生活リズムに無理なく収まるか
- 紙教材かタブレット教材か(タブレットの方が短時間で完結しやすい傾向があります)
- 「今の量が合わない」と感じた時に、コースやペースを柔軟に変更できるか
特に高学年以降は、学校の宿題との兼ね合いで、1日の学習時間をコンパクトにまとめられるかどうかが続けられるかどうかの分かれ目になる印象です。タブレット教材と紙教材の違いについては、以前「タブレット教材と紙教材どっちがいい?」の記事でも詳しく書いていますので、あわせてご覧ください。
また、実際に進研ゼミとスマイルゼミを比較検討したい方は、「進研ゼミvsスマイルゼミどっちがいい?3人育てた元PTA会長が本音で比較」の記事もあわせてどうぞ。
選択肢として検討したいこと
宿題との両立を考えるなら、教材のタイプによって向き不向きがあります。
時短を優先するなら、タブレット教材の方が短時間で完結しやすい傾向があります。「今日はどっちも終わらない」という我が家が陥った状態を避けやすいのが特徴です。
教材の中身・思考力を重視するなら、Z会のような紙教材ベースの通信教育も選択肢になります。学習量は決して少なくないので、我が家のような「宿題との両立」に不安がある場合は、コース選びの際に学習時間の目安を確認しておくと安心です。
まとめ
- 進研ゼミをやめた理由は、教材自体への不満ではなく「学校の宿題量とのタイミングが合わなくなったこと」
- 低学年のうちは書く習慣が身につくなど、しっかり役立った
- 「早く終わらせたい」が口癖になる、提出物が遅れるなどは、量を見直すサイン
- やめた後は、通信教育を追加するより「やることを減らす」方向に切り替えて負担を軽くした
- 学年が上がるタイミングでは、教材の量やペースを柔軟に見直せるかがポイント
- タブレット教材は短時間で完結しやすく、宿題との両立という面では選択肢になり得る
アセラズ、クサラズ、アキラメズ。
「合わない」と感じたら、無理に続けさせるより、一旦立ち止まって見直すのも一つの選択だと思います。


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