正直に言います。共働き家庭から通信教育について相談を受けた時、一番多い悩みは「教材の内容」でも「料金」でもありません。子どものモチベーション管理が難しい、という悩みです。
7年間、PTA会長として本当にたくさんの家庭の話を聞いてきましたが、共働き家庭ほどこの悩みを口にする傾向がありました。今日は、なぜモチベーション管理が難しくなるのか、そして通信教育を選ぶ際に何を見ればいいのかをお伝えします。
なぜ共働き家庭でモチベーション管理が難しくなるのか
専業家庭であれば、子どもが教材に取り組んでいる横で「今日も頑張ってるね」と声をかけたり、終わった瞬間に「すごいじゃん」と褒めたりすることが、比較的しやすい環境にあります。
一方、共働き家庭の場合、親が帰宅する頃には子どもはすでに教材を終えている(もしくは終えていない)状態になっていることが多く、「頑張っている瞬間」に立ち会えないという構造的な壁があります。結果として、褒めるタイミングを逃したり、「今日はやったの?」という確認だけのやり取りになりがちで、子どもの側も「見てもらえていない」と感じやすくなります。
我が家も共働きです。長男に進研ゼミをやらせていた時にも、この壁を実感しました。低学年のうちは横について一緒に取り組めていましたが、夫婦ともに仕事があり、他の子どもたちの用事も重なる時期は、どうしても「やったかどうかの確認」だけになりがちでした。モチベーション管理の難しさは、教材の種類に関わらず、共働き家庭に共通する課題だと感じています。
通信教育を選ぶ際に見るべきポイント
共働き家庭の場合、親が横についていなくても、子ども自身が「やった達成感」を得られる仕組みがあるかどうかが、続けられるかどうかの分かれ目になります。
具体的には、次のような点を確認すると良いと思います。
- その場で自動採点・フィードバックがあるか(親が丸付けをしなくても、正誤がすぐ分かる)
- キャラクター育成やポイント制など、子ども自身が達成感を感じられる仕掛けがあるか
- 保護者向けに、子どもの取り組み状況が通知・確認できる機能があるか(帰宅後にまとめて把握できる)
Z会・スマイルゼミの特徴(公式情報ベース)
Z会・スマイルゼミは、それぞれモチベーション設計の考え方が異なります。あくまで公式情報や一般的に言われている特徴としての比較です。
| Z会 | スマイルゼミ | |
|---|---|---|
| 教材形式 | 紙教材中心のコースが多い | タブレット完結型 |
| 採点・フィードバック | 提出後に添削が返ってくる形式が中心 | その場で自動採点 |
| 取り組み状況の確認 | 保護者が直接確認する場面が比較的多い | アプリで学習履歴を確認できる |
| 子ども自身の達成感の仕掛け | じっくり考える力を重視した設計 | ゲーム要素・キャラクター育成などが充実 |
共働きで「その場で見てあげられる時間が少ない」という悩みが強い家庭には、その場で完結するタブレット教材の方が、日々の運用は楽になりやすい傾向があります。逆に、じっくり考える力や、親子で一緒に取り組む時間を大切にしたい家庭には、紙教材ならではの良さもあります。
時短・その場完結を優先するなら、スマイルゼミが選択肢になります。気になる方は公式サイトで詳しい内容を確認してみてください。
じっくり考える力・添削の質を優先するなら、Z会も選択肢になります。学習量は決して少なくないので、コース選びの際は学習時間の目安を確認しておくと安心です。
それでも大事なのは「仕組み」より「振り返りの機会」
どちらの教材を選んでも、共働き家庭では平日にじっくり見てあげる時間を作るのは簡単ではありません。だからこそ、週末など、まとまった時間が取れるタイミングで「今週どうだった?」と振り返る機会を意識的に作ることが、教材選び以上に効いてくると感じています。
PTA活動で聞いた声の中にも、「平日は完全に本人任せだけど、週末に一緒に取り組んだ内容を振り返る時間だけは作っている」という家庭がありました。この「たまにでもいいから、ちゃんと見てもらえている」という実感が、子どものモチベーションを支えているようでした。
まとめ
- 共働き家庭で通信教育について相談を受けた際、一番多い悩みは「モチベーション管理」
- 親が「頑張っている瞬間」に立ち会えないことが、褒めるタイミングを逃す原因になりやすい
- 選ぶ際は、自動採点や達成感の仕組みなど「親がいなくても続けられる設計」があるかを見る
- Z会は紙教材中心でじっくり考える力を重視、スマイルゼミはタブレットでその場完結・ゲーム要素が充実
- 教材選び以上に、週末など振り返りの機会を意識的に作ることが効果的
アセラズ、クサラズ、アキラメズ。
平日にべったり付き添えなくても、大丈夫です。まとまった時間に「ちゃんと見ているよ」という気持ちが伝われば、それで十分だと思います。


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