スマイルゼミと進研ゼミ・Z会、結局何が違うのか【3社の位置づけを整理】

通信教育比較

結論から言います。3社の一番の違いは「教材の難易度」ではなく、親の関わり方がどれだけ必要かという点にあります。今日は、スマイルゼミを軸に、進研ゼミ・Z会との違いを整理してみます。

スマイルゼミの一番の特徴:「専用タブレット一本化」

3社を比較すると、まず目につくのが受講環境の違いです。進研ゼミは紙教材とタブレットコースをいつでも切り替えられ、Z会も紙教材・タブレット・手持ちタブレットの使用など、選択肢が豊富です。一方でスマイルゼミは、年少コースから高校生コースまで、すべて専用タブレットに一本化されています。

これは、一見するとデメリットに見えるかもしれません。ですが、裏を返せば「選択肢に迷う必要がない」ということでもあります。専用タブレットはデジタイザーペンを採用しており、紙に鉛筆で書くのと近い書き心地を実現しているとされ、手をついても誤動作しない画面設計になっているという評価もあります。「何を選べばいいか分からない」という家庭には、むしろ分かりやすい選択肢だと言えます。

「丸つけ自動」という、共働き家庭にとっての強み

スマイルゼミの実用的な強みとして紹介されることが多いのが、タブレットによる自動丸つけ・進捗確認のしやすさです。親が毎回丸つけをしなくても学習を進めやすく、共働き家庭や下の子のお世話で忙しい家庭にも扱いやすい仕組みだとされています。

以前、Z会の記事で「親のフォロー負担が大きい」という挫折ポイントを紹介しましたが、スマイルゼミは、その負担を最も軽くできる設計になっているという見方ができます。共働きで、丸つけまで手が回らないという家庭には、この点が大きな決め手になりそうです。

難易度の位置づけ:進研ゼミとほぼ同じ「基礎〜標準」

3社の難易度を比較した情報をまとめると、次のような整理ができます。

スマイルゼミ進研ゼミZ会
難易度の中心基礎〜標準基礎〜標準応用〜発展
教材の性格教科書準拠教科書準拠+ゲーム要素教科書の一歩先、思考力重視
受講環境専用タブレットのみ紙・タブレット選択可紙・タブレット・手持ち端末選択可
親の関わり少なくて済む(自動丸つけ)中程度多め(フォローが前提)

つまり、「勉強に苦手意識を持たせず、基礎をしっかり固めたい」という目的であれば、スマイルゼミか進研ゼミが近い立ち位置にあり、「中学受験や難関校を視野に、応用力を伸ばしたい」という目的であれば、Z会が優位という棲み分けになります。

スマイルゼミの注意点:「間違えても先に進めてしまう」

公平のために、気になる口コミも紹介しておきます。スマイルゼミは選択問題が多く、当てずっぽうでも3回目くらいで正解すれば、そのまま先に進んでしまうという声があります。進研ゼミであれば、選択肢を間違えると解説文やアドバイス音声が入ることが多いのに対し、スマイルゼミはそうならない場合もあるとされています。

「早く終わらせたい」という気持ちが強いお子さんの場合、理解しないまま何度もタップして進めてしまう可能性がある、という点は、選ぶ前に知っておきたいポイントです。丸つけが自動である分、「本当に理解しているか」を親がときどき確認する一手間があると、より安心して使えそうです。

結局、どう選べばいいのか

  • 共働きで、丸つけの手間をできるだけ減らしたい→ スマイルゼミ
  • 紙とタブレット、両方の良さを取り入れたい→ 進研ゼミ
  • 中学受験や難関校を視野に、応用力を伸ばしたい→ Z会
  • 迷ったら、複数社の資料を無料で取り寄せて、実物を見比べるのが一番確実です

どれか一つが絶対的に優れているわけではなく、その子の性格や、家庭のフォロー体制によって、合う教材は変わってきます。

まとめ

  • スマイルゼミは専用タブレット一本化、進研ゼミ・Z会は紙とタブレットを選べる
  • スマイルゼミの最大の強みは「自動丸つけ」で、共働き家庭のフォロー負担を軽くできる
  • 難易度は、スマイルゼミ・進研ゼミが基礎〜標準、Z会が応用〜発展という棲み分け
  • スマイルゼミは、間違えても先に進んでしまうことがある点に注意が必要
  • 「合う・合わない」は、子どもの性格と家庭のフォロー体制次第

アセラズ、クサラズ、アキラメズ。

3社それぞれに、はっきりした個性があります。まずは資料を取り寄せて、実物を比べてみるのが一番の近道だと思います。

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