読み聞かせはいつまで続けるべき?【元PTA会長が教える年齢別の効果と続け方】

家庭学習

「もう小学生だし、読み聞かせは卒業かな…」

そう思って読み聞かせをやめてしまった親御さんは多いのではないでしょうか。

でも正直に言います。

読み聞かせに「卒業」はありません。

7年間PTA会長を務める中で、読み聞かせを長く続けた家庭の子どもほど、学力も自己肯定感も高い傾向があると感じてきました。

この記事では、読み聞かせの効果と、年齢別の続け方をお伝えします。

読み聞かせの効果をデータで見る

国立国会図書館の調査では、小学校入学前に読み聞かせを「週に4日以上」受けた子どもは、「週1日未満」の子どもと比べて、その後の読書時間が1.5〜2倍長くなる傾向があることがわかっています。

また読み聞かせは読書習慣だけでなく、非認知能力(集中力・思いやり・自己肯定感など)を育てる効果もあります。

小学校高学年〜中学生になっても読み聞かせを続けると、集中力が高まり精神的にも安定し、ストレス軽減になるという研究結果もあります。

読み聞かせは幼児だけのものではないのです。

「何歳まで」という正解はない

絵本の対象年齢はあくまで目安です。何歳になっても、どんな絵本でも自由に選び、読み聞かせて構いません。小学生になっても、誰かに読み聞かせてもらうのと自分で読むのとでは意味が変わってきます。子どもにとって読み聞かせの時間は、親を独り占めできる貴重な時間でもあります。

「もう大きいから恥ずかしい」と思う必要はありません。子どもが求めている限り、続けることに意味があります。

年齢別・読み聞かせの効果と続け方

0〜3歳 言葉と愛着を育てる時期

この時期の読み聞かせは、言語発達に直結します。内容を理解しなくても、親の声を聞くことで言葉のリズムや音を学びます。また親と密着した時間が、安心感と愛着形成につながります。

毎日1冊でも十分です。同じ本を何度読んでも効果があります。

4〜6歳 想像力と語彙を育てる時期

ストーリーを理解し始める時期です。読んだあとに「どの場面が好きだった?」と聞くと、想像力と表現力が育ちます。

この時期に語彙が豊かになると、小学校以降の国語力の基礎になります。

小学校低学年(6〜9歳) 自分で読む力と並行して

自分で読める文字が増えてきますが、読み聞かせをやめる必要はありません。自分で読む本より少し難しいレベルの本を読み聞かせることで、語彙と読解力が伸びます。

「自分では読めないけど聞けばわかる」という体験が、読書への意欲につながります。

小学校高学年〜中学生 親子の対話ツールとして

この時期になると「読み聞かせ」というより「一緒に本を楽しむ」感覚になります。

一冊の本について親子で感想を言い合い、続きを想像し合うといった本を介したコミュニケーションが、子どもの幅広い非認知能力を育みます。

思春期で親との会話が減る時期でも、本を介したコミュニケーションは続けやすいです。

読み聞かせを続けるための3つのコツ

①完璧にやろうとしない

毎日できなくても大丈夫です。週3回でも、月10回でも、ゼロよりずっといい。「できる日にやる」くらいの気持ちで続けましょう。

②寝る前の5分から始める

「寝る前に1冊」と決めてしまうのが一番続きます。歯磨きと同じ習慣にしてしまえば、子どもも自然と待つようになります。

③親も楽しむ

義務感でやると続きません。親自身が面白いと思う本を選んで読むと、その気持ちは子どもに伝わります。親の「面白い!」という感情が、子どもを本好きにします。

読み聞かせと通信教育を組み合わせる

読み聞かせで培った言語感覚・読解力をさらに伸ばすには、日常的に「書く・考える」練習も大切です。

わが家でもZ会を活用していますが、記述式の問題が多く読み聞かせで育てた表現力を活かす場面がたくさんあります。

読み聞かせ×通信教育の組み合わせで、子どもの言語力は大きく伸びます。

※Z会の詳細はこちら

まとめ

読み聞かせに「卒業」はありません。

・0〜3歳:言葉と愛着を育てる
・4〜6歳:想像力と語彙を育てる
・小学生:読解力と表現力を育てる
・中学生:親子の対話ツールとして

子どもが求めている限り、続けてください。

親と過ごすその時間が、子どもの心と学力の両方を育てます。

今夜、一冊読んでみませんか?

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