正直に言います
「自己肯定感を高める声かけが大切」とよく言われますが、具体的に何をすればいいのか分からない、という方も多いと思います。さらに、子どもが成長するにつれて、声かけの効き方そのものが変わってくることは、あまり語られません。
今回は、自己肯定感が育つ仕組みと、学年によって変わる声かけのコツについてお伝えします。
自己肯定感はどう育つのか
①結果ではなく過程を見てもらえた経験
「できたかどうか」だけでなく、「どう頑張ったか」を見てもらえた経験が、自己肯定感の土台になります。
②失敗しても大丈夫だったという経験
失敗したときに責められるのではなく、受け止めてもらえた経験が、次に挑戦する力につながります。
③「あなたはあなたのままでいい」という土台
何かができるからではなく、存在そのものを認めてもらえている感覚が、自己肯定感の根っこになります。
日常でできる声かけ5つ
①「できたこと」より「やったこと」を認める
結果が出なくても、取り組んだこと自体を言葉にして伝えることが大切です。
②結果だけでなく過程を言葉にする
「頑張ったね」だけでなく、「ここまで考えたんだね」のように、具体的な過程を見ていることを伝えます。
③比較ではなく、その子自身の前との違いを見る
他の子と比べるのではなく、「前よりここができるようになったね」と、その子自身の変化に目を向けます。
④失敗したときこそ、責めずに一緒に振り返る
失敗を責めるのではなく、「次はどうする?」と一緒に考える姿勢が、安心感につながります。
⑤「ありがとう」「助かった」を伝える
役に立てた、必要とされたという実感も、自己肯定感を育てる大切な要素です。
学年によって変わる声かけ
低学年のうちは、シンプルな言葉でストレートに認めることが響きやすい時期です。「すごいね」「頑張ったね」といった素直な言葉が、そのまま伝わります。
高学年になると、語彙が増え、自分の考えを論理的に説明できるようになります。ここで親が気をつけたいのが、屁理屈や揚げ足取りへの対応です。やりたくないことに対して、子どもなりの理屈で「やらない理由」を返してくることが増えてきます。これは反抗ではなく、本人なりに「正当な理由」だと思って言っていることがほとんどです。
ここで親が応酬してしまうと、ただの言い合いになってしまいます。大切なのは、言い負かすことではなく、「そう考えたんだね」と一度受け止めること。その上で、「でも、こうした方がいいと思うよ」と親の考えも伝える、という順番です。屁理屈に屁理屈で返さない、という心構えが、この時期は特に重要になります。
中学生になると、さらに自我が強くなり、親の言葉そのものに反発しやすくなります。声かけの内容よりも、「ちゃんと一人の人間として扱われているか」という関わり方自体が、自己肯定感に影響してきます。
やりがちな逆効果な声かけ
「どうせまた屁理屈でしょ」と最初から決めつけてしまうと、子どもは「どうせ聞いてもらえない」と感じてしまいます。理屈っぽく聞こえても、まずは最後まで聞く姿勢が大切です。
我が家の場合
子どもが成長するにつれて、使える言葉が増え、屁理屈や揚げ足取りが増えてくることを実感しています。やりたくないことに対して、もっともらしい理由を並べてくることも多いです。最初はついムキになって言い返したくなることもありますが、応酬してしまうとただの言い合いになるだけだと気づきました。今は「そう考えたんだね」と一旦受け止めてから、自分の考えを伝えるようにしています。
家庭学習サポート
「できたこと」を実感しやすい教材は、自己肯定感を育てる土台にもなります。
小さな達成感の積み重ねが、子どもの自信につながっていきます。
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まとめ
自己肯定感を育てる声かけは、学年によって響き方が変わります。特に高学年以降は、屁理屈や揚げ足取りに正面から応戦せず、まず受け止める姿勢が大切です。
アセラズ、クサラズ、アキラメズ。子どもの成長に合わせて、関わり方も少しずつ変えていきましょう。


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