「本をたくさん読ませているのに、国語のテストが全然できないんです」
PTA会長を7年間務めた中で、この悩みを何度も聞いてきました。
たしかに読書は大切です。でも「読書をすれば読解力が上がる」というのは、半分正解で半分間違いです。
読解力が低い子の多くは、本をたくさん読んでいても「読んだつもり」になっているだけのことが多い。
この記事では、PTA活動で多くの子どもたちを見てきた経験から、読解力が本当に上がる鍛え方をお伝えします。
読解力が低い子に共通するパターン
PTA活動を通じて、読解力が低い子どもたちにはいくつかの共通パターンがありました。
■ パターン①:「なんとなく」読んでいる
文章を読むとき、意味を考えずにただ目で追っている状態です。スピードは速いのに内容が頭に入っていない。
■ パターン②:わからない言葉をそのままにする
知らない言葉が出てきたとき、飛ばして読んでしまう癖がついています。語彙力が低いと、文章全体の意味がつかめません。
■ パターン③:「主語と述語」を意識していない
日本語は主語が省略されることが多い。その省略された主語を補いながら読む習慣がない子は、誰が何をしているのかを理解できません。
■ パターン④:段落のつながりを意識していない
文章は段落ごとに役割があります。この構造を意識せずに読んでいると、筆者が何を言いたいのかがつかめません。
これらのパターンは、読書量を増やすだけでは解決しません。意識的なトレーニングが必要です。
PTA活動で見えた「読解力が高い子の家庭」の共通点
7年間のPTA活動で、読解力が高い子どもたちの家庭にはある共通点がありました。
■ 共通点①:親子で「内容を話し合う」習慣がある
本を読んだあとに「どんな話だった?」「主人公はなぜそうしたと思う?」と親が聞く。この習慣が、読んだ内容を自分の言葉で整理する力を育てます。
■ 共通点②:ニュースや新聞を話題にする
食卓でニュースの話をする家庭の子は、社会的な語彙力が高い傾向がありました。難しい言葉に日常的に触れることで、自然と語彙が広がります。
■ 共通点③:「なぜ?」を大切にする
「なぜそう思うの?」「どうしてそうなったの?」という問いかけが日常的にある家庭の子は、文章の因果関係を読み取る力が高い印象でした。
■ 共通点④:読書の感想を聞く
「面白かった」で終わらせず「どこが面白かった?」「主人公のことどう思う?」と掘り下げる。この一言が、読解力を大きく伸ばします。
今日からできる読解力の鍛え方5選
では具体的にどうすればいいか。今日からできる方法を5つお伝えします。
■ ①音読をする
黙読より音読のほうが、文章の意味を意識しながら読む力がつきます。特に小学生のうちは、毎日10分の音読が効果的です。教科書の音読だけでも十分です。
■ ②読んだあとに「一言あらすじ」を言う
本でも教科書でも、読み終わったあとに「一言でどんな内容だった?」と聞いてみてください。うまく言えなければ、もう一度読み直す習慣がつきます。
■ ③気になった言葉を調べる習慣をつける
わからない言葉が出てきたら、スマホでもいいので一緒に調べる。この習慣が語彙力を着実に増やします。「調べる」行為自体を面倒がらない子に育てることが大切です。
■ ④新聞の「天声人語」や「編集手帳」を読む
中学生以上なら、新聞のコラムを週1回読むだけで読解力が大きく変わります。短い文章の中に「要約・具体例・主張」が凝縮されており、文章の構造を学ぶ最良の教材です。
■ ⑤問題文を「声に出して読む」練習をする
テストのミスの多くは「問題文の読み間違え」です。問題文を声に出してゆっくり読む練習をするだけで、テストのミスが減ります。
通信教育で読解力を伸ばす方法
「仕組みを作りたいけど、どうすればいいかわからない」という方には、通信教育がおすすめです。
通信教育には読解力を伸ばす仕組みが最初から組み込まれています。
・毎月教材が届く(やるものが明確)
・文章読解の問題が体系的に組まれている
・記述式の問題で表現力も同時に鍛えられる
わが家でもZ会を活用していますが「Z会をやってから国語のテストが変わった」と実感しています。
特にZ会は記述式の問題が多く、読んで理解するだけでなく「自分の言葉で表現する力」まで鍛えられます。読解力と表現力を同時に伸ばしたい方に最適です。
※Z会の詳細はこちら
まとめ
読解力を上げるために大切なことをお伝えしました。
読書だけでは読解力は上がりません。大切なのは「読んだあとに何をするか」です。
・音読をする
・一言あらすじを言う
・わからない言葉を調べる
・親子で内容を話し合う
・問題文を声に出して読む
これらをひとつでも今日から始めてみてください。
PTA会長として7年間、多くの子どもたちを見てきた経験から断言します。
読解力は必ず伸びます。大切なのは「正しい方法で継続すること」です。
お子さんの読解力アップを、ぜひ家庭から始めてみてください。


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