「夏休みの勉強計画を立てたのに、3日で崩れてしまった…」
毎年夏休みが始まると、こんな経験をしている親御さんは多いのではないでしょうか。
正直に言います。
計画が崩れるのは、子どもの意志が弱いからではありません。
「続かない計画の立て方」をしているからです。
7年間PTA会長を務める中で、夏休みの学習習慣が定着した家庭には共通点がありました。立派な計画表を作っていた家庭ではなく、シンプルで無理のない計画を子どもと一緒に作っていた家庭でした。
この記事では、小学生の夏休みの勉強計画を子どもが自分から取り組めるように立てる方法をお伝えします。
夏休みの勉強計画が続かない3つの理由
① 計画が親主導で作られている
「毎日ドリル2ページ・漢字10個・計算10問」——親が作った計画表を子どもに渡しても、自分ごとになりません。計画は子どもが自分で考えて作ることで、守ろうとする意識が生まれます。
② 最初から詰め込みすぎる
夏休みの最初に張り切って「毎日3時間勉強する」という計画を立てても、1週間で崩れます。最初は少なすぎるくらいの量から始めることが、長く続けるコツです。
③ 計画が具体的でない
「毎日勉強する」という計画は計画ではありません。「何時から・何を・どれくらい」という具体的な内容がないと、子どもは動けません。
続く計画の立て方5ステップ
ステップ① 夏休み全体のゴールを子どもと決める
「この夏休みで何ができるようになりたい?」と子どもに聞いてみてください。「九九を完璧にしたい」「漢字テストで100点を取りたい」——子ども自身のゴールが計画の原動力になります。
ステップ② 1日の学習時間を現実的に決める
小学生の集中力は長くて30〜45分です。最初は「1日30分」から始めましょう。物足りないくらいがちょうどいいです。続けることが最優先です。
ステップ③ 学習する時間帯を固定する
「朝ごはんの後」「夕方5時から」など、毎日同じ時間に勉強する習慣をつけましょう。時間を固定することで、考えなくても体が動くようになります。
実際にやってみて効果があった方法
我が家の三男がミニバスをやっていた頃の夏休みの話をします。
夏休みだからといって生活リズムを崩さないように、起きる時間は学校と同じに固定しました。
朝起きたら30分の朝練。帰ってきたら宿題を少しやる。その後は自由。
これだけです。
結果として、宿題は夏休み前半に終わり、後半は思い切り遊べました。
「やることをやった後は自由」というルールが、子どものやる気を引き出した一番の理由だったと思っています。
特別な計画表は作りませんでした。生活リズムを崩さないことだけを意識しました。
ステップ④ 1週間単位で計画を見直す
最初から完璧な計画は作れません。1週間やってみて「これは多すぎた」「これは楽しかった」という感想を子どもと話し合いながら、少しずつ調整していきましょう。
ステップ⑤ 達成したら必ず褒める
計画通りできた日は、内容より「続けられたこと」を褒めてください。「今日もできたね」という一言が、次の日の原動力になります。シールを貼る・カレンダーに印をつけるなど、見える化も効果的です。
学年別おすすめ学習内容
小学1〜2年生
• 音読(毎日5〜10分)
• 計算ドリル(1日1ページ)
• 絵日記(週3回)
この時期は量より習慣づけが大切です。毎日少しでも続けることを最優先にしてください。
小学3〜4年生
• 漢字練習(毎日10個)
• 計算ドリル(1日2ページ)
• 読書(毎日15分)
• 自由研究(夏休み前半に集中して取り組む)
学習内容が増えてくる時期です。得意科目と苦手科目のバランスを意識しましょう。
小学5〜6年生
• 苦手単元の復習(算数・理科が優先)
• 読書感想文(夏休み前半に完成させる)
• 自主学習ノート(毎日1ページ)
• 中学進学を意識した先取り学習
高学年になると2学期から本格的に難しくなります。苦手をそのままにせず、夏休みに解消しておくことが大切です。
計画表の作り方
難しく考える必要はありません。以下の3つだけ決めれば十分です。
① 毎日必ずやること(15〜30分)
音読・計算など、短時間でできるものを1〜2つ
② 週に3回やること
読書・自由研究など、まとまった時間が必要なもの
③ 夏休み中に1回やること
読書感想文・自由研究の発表準備など
夏休みの学習をサポートする通信教育
「何をすればいいかわからない」という悩みを解決してくれるのが通信教育です。毎日のカリキュラムが決まっているので、計画を立てる必要がありません。
スマイルゼミ
タブレット1台で今日やるべき学習が自動で表示されます。夏休みの学習計画を立てるのが苦手な家庭に特に向いています。
Z会
考える力を育てたい家庭に向いています。夏休み特別号など、季節に合わせた教材も充実しています。
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「自由研究のテーマ選びはこちら。」
「小学生の自由研究テーマの選び方」
「家庭学習が続かない理由と対処法はこちら。」
→「小学生の家庭学習が続「小学生の家庭学習が続かない5つの理由と親がやるべき解決策」
まとめ
夏休みの勉強計画が続かないのは、子どものせいではありません。
続かない計画の立て方をしているだけです。
子どもと一緒にゴールを決めて、少ない量から始めて、毎日同じ時間にやる。それだけで夏休みの学習習慣は大きく変わります。
我が家の三男がミニバスをやっていた夏休みで学んだのは、「生活リズムを崩さないことが最強の計画だ」ということです。
特別な計画表は必要ありません。起きる時間を固定して、やることをやったら自由にする。それだけで十分です。
7年間PTA活動を通じて感じてきたのは、夏休みに学習習慣が定着した子どもは、2学期のスタートが全然違うということです。
まず今日、子どもに「この夏休みで何ができるようになりたい?」と聞いてみてください。
その答えが、最高の勉強計画の第一歩になります。


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