「夏休みになった途端、子どもがゲームばかりで全然勉強しない…」
毎年夏休みになると、こんな悩みを抱える親御さんは多いのではないでしょうか。
正直に言います。
夏休みにゲームをやめられない子どもは、意志が弱いのではありません。
「ゲームのルールが曖昧なまま夏休みに突入しているだけです。」
7年間PTA会長を務める中で、夏休みにゲームトラブルが起きた家庭には共通点がありました。夏休みが始まる前にルールを決めていなかった家庭です。
この記事では、子どもが自然に守れる夏休みのゲームルールの決め方をお伝えします。
夏休みにゲームトラブルが増える理由
① 時間が無限にあるように感じる
学校がある間は「宿題が終わったら」「夕食前まで」という自然な区切りがあります。でも夏休みはその区切りがなくなります。子どもにとって時間が無限に感じられる環境で、ゲームをやめるのは至難の業です。
② 事前にルールを決めていない
「なんとなく始まった夏休み」では、ゲームのルールも曖昧なままです。後からルールを作ろうとすると、子どもは「今更なんで?」と反発します。ルールは夏休みが始まる前に決めることが大切です。
③ 友達との対戦・協力プレイがやめにくい
オンラインゲームで友達と一緒にプレイしている場合、「自分だけやめる」ことが難しくなります。これは子どもの意志の問題ではなく、ゲームの構造の問題です。
夏休み前に決めておくべきゲームルール
① 1日のゲーム時間を決める
「1日2時間まで」など、具体的な時間を決めましょう。ただし時間だけで決めるより、「やることをやってからゲーム」という条件をセットにする方が効果的です。
例えば
• 宿題を終わらせてから
• 朝の30分の運動をしてから
• 家の手伝いを1つしてから
このような条件があることで、子どもはゲームのために自分から行動するようになります。
② ゲームをしない時間帯を決める
• 食事中はゲームしない
• 夜9時以降はゲームしない
• 朝起きてすぐはゲームしない
「いつはダメか」を明確にすることで、子どもが迷わなくなります。
③ ゲーム機の保管場所を決める
夜9時以降は充電スタンドに置く、という習慣をつけると、就寝前のゲームを自然に防げます。「物の置き場所でルールを作る」という方法は、子どもが意志力を使わなくていいので長続きします。
④ ルールを破ったときの対応を決めておく
感情的に怒るのではなく、あらかじめ「破ったら翌日はゲームなし」など、シンプルなルールを子どもと一緒に決めておきましょう。事前に決めておくことで、親も子どもも感情的にならずに済みます。
子どもと一緒にルールを作る3ステップ
ステップ① 夏休み前に話し合いの場を作る
「夏休みのゲームルールを一緒に決めたい」と子どもに伝えて、話し合いの場を作ります。親が一方的に決めたルールは守られません。子どもが自分で決めたルールは守ろうとします。
ステップ② 子どもの意見を先に聞く
「1日何時間がいいと思う?」と子どもに聞いてみてください。子どもが「3時間」と言ったら「じゃあ2時間にしよう」と交渉する。この過程が子どもの納得感を生みます。
ステップ③ 紙に書いて貼る
決めたルールを紙に書いて、子どもがサインをして冷蔵庫に貼る。「自分で決めて、自分でサインした約束」になることで、守ろうとする意識が強くなります。
ゲーム以外の楽しさを作ることも大切
ルールを作るだけでは限界があります。ゲーム以外に夢中になれるものがあると、自然とゲームへの依存が減ります。
夏休みだからこそできる体験を積極的に取り入れましょう。
• 図書館で好きな本を借りる
• 料理を一緒に作る
• 地域のイベントに参加する
• 自然の中で遊ぶ
体験の中から生まれる「本物の楽しさ」が、ゲームへの執着を自然に薄めていきます。
学習習慣とゲームを両立させるために
ゲームを完全に禁止する必要はありません。「やることをやったら自由にゲームをしていい」という環境を作ることが、学習習慣とゲームを両立させる一番の方法です。
通信教育を活用すると「今日やるべき学習」が明確になるので、ゲームとの境界線を作りやすくなります。
スマイルゼミ
タブレットで今日の学習が終わると「ゲームタイム」に切り替えられる機能があります。学習とゲームをセットにした設計で、子どもが自分から取り組みやすいです。
Z会
自分のペースで学習を進められます。「Z会が終わったらゲームOK」というルールと相性が良いです。
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まとめ
夏休みのゲームトラブルは、子どもの意志の問題ではありません。
夏休みが始まる前にルールを決めていないだけです。
今年の夏休みが始まる前に、子どもと一緒に話し合いの場を作ってください。「1日何時間がいいと思う?」と聞くだけで、子どもは自分ごととしてルールを考え始めます。
7年間PTA活動を通じて感じてきたのは、ゲームと上手に付き合えている家庭は例外なく、ゲームのルールを子どもと一緒に決めていた家庭でした。
まず今日、子どもに「夏休みのゲーム、どうする?」と聞いてみてください。
その会話が、夏休みのゲームトラブルを防ぐ第一歩になります。


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