社会が苦手なのは、社会のせいじゃなかった。陰山メソッドが教えてくれた、本当の土台

家庭学習

結論から言います。中学に入ってから、社会の授業に、急についていけなくなる。そんな我が家の息子の様子を見て、「社会科の勉強を、やり直させないと」と思っていました。ですが、調べていくうちに、原因は、社会科そのものではないかもしれない、ということに気づきました。

我が家で、実際に起きていたこと

我が家の中学1年生の息子は、社会の授業で、つまずいていました。歴史の流れや、地理の基礎、公民の内容が、うまく頭に入っていない様子です。中学校の社会は、想像以上のスピードで進んでいきます。何とかしなければと思い、原因を探り始めました。

実は、多くの中学生がつまずくのは「数学」

調べてみると、意外な事実が分かりました。中学生の「苦手な教科」を尋ねた複数の調査で、共通して1位に挙げられているのは、実は「数学」です。数学は「積み上げ型」の教科と呼ばれ、一度つまずくと、それ以降の単元も理解できなくなりやすいとされています。小学生時代の、算数の理解不足が、そのまま尾を引いているケースも、珍しくないそうです。

「うちの子は、社会が苦手」というのは、実は、多くの家庭に共通する悩みというより、比較的、見過ごされがちな課題なのかもしれません。だからこそ、なぜ、我が家の息子は、社会でつまずいたのか、もう少し深く、考えてみることにしました。

陰山メソッドが、社会科を重視する、本当の理由

百ます計算で知られる、教育者の陰山英男氏は、小学校時代に大切な科目として、「算数」「漢字」、そして「6年生の社会科」を挙げています。「6年生の社会科で学ぶ歴史や公民の内容は、わかっている前提で中学校の授業が始まるので、しっかり覚えておく必要があります」と、その理由を説明しています。

ただ、調べていくうちに、もっと本質的な理由に、たどり着きました。陰山氏は、小学校の教員時代、こんな発見をしています。「担任していた子どもたちの、漢字テストの平均点が90点を超えだすと、社会や理科もテストの点数が急に上がったことに気がつきました」。漢字の読み書きの力が高まると、教科書の音読でつまることがなくなり、社会や理科の教科書も、スムーズに読めるようになる。その結果として、点数が上がっていたのです。

本当の土台は、「国語力」だった

この発見は、非常に重要な意味を持っていると思います。社会科の点数が伸び悩んでいるのは、社会科の知識そのものが足りないから、というより、その手前にある「漢字の読み書き」「文章を読む力」という、国語の基礎力が、十分に育っていないからかもしれない、ということです。

実は、これは、我が家の息子だけの話ではなく、もっと大きな傾向とも重なります。日本の子どもたちの学力を測る、国際的な学力調査でも、「文章を速く正確に読む力」が、近年、低下しているという結果が出ています。社会科でつまずく子が増えているとしたら、その背景には、こうした、読解力そのものの変化があるのかもしれません。

今からできる、3つの立て直し方

この発見を踏まえて、我が家では、次の3つを、組み合わせて、試してみることにしました。

①漢字・国語の反復学習(陰山メソッド)

陰山メソッドの教材を使い、漢字の読み書きを、繰り返し練習します。中学生であっても、抜け落ちている部分があれば、小学校の教材に戻って、基礎を固め直すことに、意味があります。

②読解力の問題集

漢字だけでなく、文章そのものを、正確に読み取る力を鍛えるため、読解力に特化した問題集にも、取り組ませようと考えています。国語という教科そのものの点数だけでなく、社会・理科を含めた、あらゆる教科の土台になる力です。

③動画で、社会の「全体像」を、掴み直す

基礎的な読解力を固めると同時に、忘れてしまった、歴史の流れや地理の全体像を、取り戻す必要もあります。「とある男が授業をしてみた」という、登録者188万人の教育系YouTubeチャンネルには、中学の社会(公民・地理・歴史)の、全単元を網羅した、無料の授業動画があります。忘れてしまった単元を、ピンポイントで、学び直すのに役立ちます。

まとめ

  • 中学生が最もつまずきやすいのは、実は「数学」だが、「社会科」でつまずく子も、確かにいる
  • 陰山メソッドが社会科を重視するのは、「漢字力が上がると、社会・理科の点数も連動して上がった」という、実体験に基づく発見があるから
  • 社会科の点数は、実は「国語力(漢字・読解力)」という、より根本的な力を映す指標だった可能性がある
  • 立て直しには、漢字の反復、読解力の問題集、動画での全体像の学び直しを、組み合わせるのが効果的

アセラズ、クサラズ、アキラメズ。

つまずきの原因は、目に見えている教科そのものではなく、もっと手前にある、土台の部分にあることがあります。焦らず、一つずつ、土台から、積み直していきたいと思います。

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